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茶(煎茶)の成分とその含有量および可能性のある効能、効果

水溶性成分(20~30%)

成分

茶1g含有量

効能・効果
カテキン類 110~170mg

抗酸化、抗突然変異、抗がん、血中コレステロール上昇抑制、 血圧上昇抑制、血糖上昇抑制、血小板凝集抑制、抗菌 抗虫歯菌、抗ウイルス、腸内菌改善、抗アレルギー、消臭

カフェイン 16~35mg 中枢神経興奮、眠気防止、強心、利尿作用、代謝促進
テアニン 6~20mg 脳・神経機能調節、リラックス効果
フラボノール類 6mg 毛細血管抵抗性増強、抗酸化、抗癌、心疾患予防、消臭
複合多糖類 6mg 血糖値上昇抑制

ビタミンC
(アスコルビン酸)

3~5mg

抗壊血病、抗酸化、抗がん、かぜ予防、白内障予防
免疫機能増強

γ-アミノ酪酸
(GABA,ギャバ)

1mg
嫌気処理
1~2mg

血圧上昇抑制効果、脳、神経機能調節
サポニン 2mg 抗喘息、抗菌、血圧上昇抑制

ビタミンB2

12mg%

口角炎、皮膚炎防止、脂質過酸化抑制

食物繊維 30~70mg 抗がん(大腸がん)、血糖値上昇抑制
ミネラル類 10~15mg%

亜鉛:味覚異常防止、免疫能低下抑制、皮膚炎防止
フッ素:虫歯予防
マンガン、銅、亜鉛、セレン:抗酸化
カリウム:イオン平衡の維持

水不溶性成分(70~80%)

成分

茶1g含有量

効能・効果
食物繊維 300~440mg 抗がん(大腸がん)、血糖値上昇抑制
たんぱく質 240~310mg 栄養素(体構成成分)
脂質 34~40mg 栄養素(細胞の構成成分、エネルギー源)
クロロフィル 6~10mg 消臭効果
ビタミンE 0.2~0.7mg

溶血防止、脂質過酸化抑制、抗がん、抗糖尿、血行促進
白内障予防、免疫機能改善

CoQ10 0.1mg 老化予防、美肌効果
βカロテン 0.2mg 抗酸化、抗がん、免疫機能増強、ビタミンA生成源
ミネラル類 40~50mg マンガン、銅、亜鉛、セレン:抗酸化
香気成分 10~20mg アロマテラピー効果

*村松敬一郎他編「茶の機能」p13(2002)に若干のデータを追加
含有量については産地や気象条件、製法の条件によってかなり変動がある。