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茶に関する学術研究、関連産業、文化の更なる発展に寄与することを目的とし、優れた学術研究や振興発展に寄与した産業技術、茶のある豊かな生活文化の提案、消費拡大等の優れた成果を、公益財団法人世界緑茶協会が顕彰しています。18回目となる2019年は下記のとおり決定いたしました。
茶に係る優れた学術研究成果
海野けい子(静岡県立大学 薬学研究院 准教授)
緑茶による脳の老化予防ならびにストレス軽減に関する研究
緑茶カテキンが脳神経細胞を活性化して脳の老化と認知症を予防する機構を解明。さらに緑茶テアニンによるストレス軽減を介して脳の老化抑制に作用することを示し、緑茶による老化予防に関する研究の進展に貢献した。
茶に関する文化及び美術等の文化・芸術作品や活動
井手暢子(ビジュアルデザイナー、蘭字研究家)
輸出茶ラベル「蘭字」の研究
ビジュアルデザインの研究者として3,000枚以上の蘭字を調べ、茶業界のみならず広く人々に蘭字の存在を広めてきた。蘭字を通じた研究は茶の産業史や文化的背景を知る大きな手掛かりにもなっている。
茶の文化や産業の将来を牽引するような意欲的で斬新な取組み
株式会社アクト・フォ(代表取締役社長/太田奈月)
静岡茶の香りを世界に広める新商品の開発・販売
世界初となる天然緑茶芳香蒸留水回収装置を機械メーカーと開発。天然緑茶アロマの抽出と濃縮に史上初めて成功。お茶の香りを使った新しいお茶ビジネスに注目が集まる。
その他、公益財団法人世界緑茶協会会長が特に認めた茶に関する成果
不双産業株式会社(代表取締役社長/鈴木保彦)
高品質ティーバッグ製造機械のパイオニア
ティーバッグ製造機械メーカー。三角錐型ティーバッグの自動包装機を世界に先駆けて販売。窒素ガス充填個包装製造機械など高品質緑茶に適したティーバッグ製造機が国内外で評価され、現在世界55か国で稼働している。
Louise Roberge(カナダ茶・ハーブ協会 前会長)
世界の茶業界発展のため長期にわたり活躍
18年間にわたりカナダ茶協会の会長を務め、世界の茶業界のリーダーとして活躍。国際的な茶貿易や教育・人材育成活動などに貢献した。茶生産国と消費国の立場の違いを超えて多くの人々に支持され、世界の茶業界を長く牽引してきた。
2019年O-CHAパイオニア賞表彰式(2019.5.10)
カナダ トロントにて(2019.9.23)
(日本茶輸出組合、谷本氏よりルイーズ・ロベルジュさんへ表彰楯授与)