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ペットボトルのお茶

 茶飲料(ティ-ドリンク)が市場に登場したのは1981年です。最初は缶詰め飲料が主体でしたが、1990年度に入りポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂によるボトルが米国から紹介されてから、他の飲料と同等に缶からぺットボトル詰め商品への移行が急速に進みました。

ぺットボトルの特性は耐熱性が高く100度の熱水を注入しても変型しないこと、ガスバリア性が高く茶液の酸化変性を長期に渡り防ぐことなどがあげられます。現在ティ-ドリンクでは500ml、1000ml、1500ml、2000ml内容積のボトルが市場に出ています。

ペットボトルドリンクの製造は、前もってボトルキャップを紫外線照射で、ボトルを過塩素酸水にて殺菌した後、これに130~135度で30~40秒プレート殺菌した熱茶液を、無菌室内にて充填密栓します。缶ドリンクが130度で10~15分間レトルト殺菌するのに対して、熱殺菌時間が短いため、ドリンクの香味保全上で効果が高いです。

(竹尾 忠一)