ホーム > おしえてTea Cha! > 飲みかた > おいしいウーロン茶の入れ方

ここから本文です。

おいしいウーロン茶の入れ方

ウーロン茶はその香りを楽しむ茶であるから、茶から充分な香りが出てくる様に浸出するのが骨となります。

まず浸出の際の茶の量は茶が固く締まている烏龍茶の場合は、茶壷内容積の25%位を入れ、また葉が大きく仕上げられている茶(包種茶)では、茶壷1杯に茶を入れるのが目安です。これは茶壷に湯を注いだおり、茶が湯を吸つ際に茶壷1杯に茶葉が拡がる量です。

湯の温度は70~100度位が好ましいといわれています。これも茶が固く締まっている茶は高い湯温が良く、葉が開いた茶はやや低い温度でも良いといわれています。ただしこの際も湯温が低いと茶の水色が薄くなり、香りも引き立たので注意することです。

浸出時間は茶の量、湯の温度で変わりますが、3分位を標準として自分の好みに会わせて時間を加減すると良いといわれています。

ウーロン茶は1煎目でまず茶の香りを楽しみ、2~3煎ではその滋味を味わいます。ウーロン茶は普通3煎迄茶を楽しむことができます。これは煎茶にくらべて製造時に茶芽を揉む程度が低いため、1度に浸出される内容成分量が少ないことによります。それだけ煎がきくということになります。

(竹尾 忠一)