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紅茶のおいしさを決める三大要素

紅茶は水色(抽出された紅茶の色)、香り、味で表現されます。紅茶は赤い水色、花のような香り、心地よい渋みが他の茶と大きく異なるところです。水色(抽出された紅茶の色)は黄色からコーヒー色まで幅広くあります。新鮮な茶葉の紅茶は透明感の強い輝きを持った色合いです。上手に保管されて2年以上経ったような紅茶は深みを増した水色になってきます。

出来上がった紅茶は注ぐカップによって水色が違って見えます。浅く薄い磁器のカップに注いだ水色は淡く見えます。ストレートティーやレモンティーにする時には清々しく感じます。深いカップや生地の厚いカップに入った紅茶は赤黒く見えます。ミルクティーにして飲むと水っぽく見えなくコクのある感じになります。

甘い香りや花のような香り、爽やかな香りの紅茶と薬のような香りや強い香りを持つ紅茶があります。出来立ての紅茶はフレッシュ感が強く上手に保管されていた紅茶は芳醇な香りを醸しだします。強い香りの紅茶は口の広いカップに注ぐと周りにも仄かな香りが漂います。上品で淡い香りの紅茶はカップの口の小さいものに注ぐと香りが逃げることなく味わえます。

味はしっかりしていて砂糖やレモン・ミルクを加えると良い紅茶があります。性格がはっきりしていてストレートに向く紅茶もあります。 紅茶は世界中の国々でその文化に合わせたいろいろな紅茶があります。心地よい渋さや苦み、甘さ、飲んだ後の爽やかさなど数え切れない味わいがあるのが紅茶です。出来立ての紅茶はストレートな感じで爽やかな風味を持ち、上手に保管されていた紅茶は複雑な滋味を感じさせます。 3つの要素の中から自分好みの組み合わせを見つけて楽しむとおいしいと感じることが出来るでしょう。

(金丸 瑠美)