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歴代の金賞・銀賞受賞茶一覧

第5回金賞・銀賞受賞茶一覧

出品茶名 出品者 特徴

金賞

紀州ひきがわ
「同じ茶畑からお届け四趣(よんしゅ)」


上村誠
(和歌山県日置川町)

二番茶・三番茶を上手に利用している。また。一箱で煎茶・白茶・紅茶・番茶の4種類が、手頃な値段で楽しめるのは消費者にとっては嬉しいし、ネーミングも良い。

銀賞

かほり彩(いろどり)

茶工房比留間園
(埼玉県入間市)

8種類の違う香りのお茶が手頃な値段で楽しめる包種茶。一つ一つのお茶の名前が「まろやか」「はなやか」「あでやか」「おだやか」「さわやか」「かろやか」「しとやか」「きらびやか」と付けられていて大変おもしろい。日本茶の弱点である香りを上手に生かし、日本茶という枠を飛び越えたお茶。

銀賞

お茶家族
「茶系図(ちゃけいず)」

丸紅食料株式会社
茶業部
(静岡県榛原町)

「香駿」いう品種は、「くらさわ」と「かなやみどり」を交配して作られたお茶であるが、これを家族とみたて「香駿」「くらさわ」「かなやみどり」の3種類をセットにした。今までにない形で、品種をセットにしたコンセプトとネーミングが良い。品種茶をPRするには面白いアイデアである。

第4回金賞・銀賞受賞茶

出品茶名 出品者 受賞理由

金賞

紀州白茶「白露」

上村 誠

茶葉の中に白いうぶ毛が美しく、飲んでおいしく食べられるお茶。これまで日本では見られなかった新しいタイプのお茶。

銀賞

しずおか小町 香駿

森内茶農園 
森内吉男

同じ品種のお茶を普通煎茶・釜炒り茶として製法し、2種類の特徴ある高い香りを楽しめる逸品。

銀賞

妙珍茶 かめ丸

前向き亀本舗

製造工程中に生じる、おはじき状の茶の塊を新しい視点から商品化した、ネーミングもユニークな新商品。

第3回金賞・銀賞受賞茶

出品茶名 出品者 受賞理由

金賞

清水茶産地四撰

清水みんなの
お茶を創る会

清水主要4産地の茶1セットとし、各産地の特徴ある茶の味と香りの違いが明らかである。消費者がいろいろなお茶を飲み比べる楽しみが持てるお茶。

銀賞

茶園物語春・KA・秋
(しゅんかしゅう)

森内茶農園
森内吉男

春は新芽で上級煎茶、夏は紅茶、秋は香りの釜炒り茶 と同じ茶園から作った3種類のお茶の詰め合わせ。TPOや気分で選ぶ楽しさがあるお茶。

銀賞

まちこ

清水みんなの
お茶を創る会

清水で生産された香味に特徴のある「静-7132」を使用したお茶。「やぶきた」茶とは違う桜葉(桜餅)のような独特の香りのあるお茶。

第2回金賞・銀賞受賞茶

出品茶名 出品者 受賞理由

金賞

丘の虹

小柳三義

紅茶用の品種である「べにふうき」と「べにひかり」の一番茶の新葉を用い、香りを高めるために新葉をしおれさせ(萎凋)、中国茶と同様な釜炒り手法を用いてつくった半発酵茶。爽やかな清香とほのかな蘭花の香りがほどよく調和し、消費者層の広がりが期待できる新しいタイプのお茶。

銀賞

釜炒り製秋のさえみどり

森内茶農園森内吉男

これまで利用の少なかった10月に摘み取る秋冬番茶芽を釜で炒った製造法をとることにより、ポットのお湯で簡単に美味しくいれることができ、爽やかで香ばしい香りを持った、どんな世代の消費者にも手軽に楽しめるお茶。

銀賞

花かほる緑茶

山梨宏之

一番茶の新葉を籠に広げて一晩置き萎凋させることにより、従来のお茶にない花の香りを生成させ、味は渋みを少なくしたお茶。新鮮な新葉の香りを重視したこれまでのお茶に比較して、まろやかな香りと味にこだわったお茶である。

第1回金賞・銀賞受賞茶

出品茶名 出品者 受賞理由

金賞

熟成本山茶

大棟隆男
(静岡本山茶研究会)

新茶を熟成させることで、奥深い味わいと豊かな香りを持った本来の緑茶である。お茶に新茶の新鮮を求める傾向が強まっている中、本物の緑茶を作る力量を評価する。ワインのように「○○年もの緑茶」を求めるようになる可能性をもったお茶。

銀賞

藤かおり

小柳三義

「やぶきた」で作った緑茶が市場の大部分を占める中、特徴ある「藤かおり」という品種を、普通の蒸し製ではなく、釜で炒って作る釜煎り製法により、品種の特性である香りを強化した点を評価する。中国風ではなく、日本人にあった釜煎り風緑茶で好感が持て、現代の食生活にもあった新しいお茶。

銀賞

時を越えて平成の団茶

松下芳春

1200年前中国から伝わった団茶(茶葉を搗きかため乾燥した茶)を現代風に再現した。直径2センチほどに固めたお茶は形もユニークで面白く、香りも味も緑茶風味で、さわやかで現代風。お茶を固めた発想力の豊かさ、遊び心が面白い。

銀賞

炒菁(チャオチン)

斉藤安彦

日本に昔からある花や果物の香りをもつ品種を自ら改良し、中国風のお茶を作った発想を評価する。お茶の形も半月型で、形をみても、緑茶と明らかに違うことが分かり楽しめる。烏龍茶ほど香りがきつくなく、日本人向きに仕上げた点がよい。